平素より当協会の活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
このたび一般社団法人日本チアダンス協会と一般社団法人Cheer&Dance Education/ United Spirit Association Japanは、2026年度よりMini編成(小学1年生~4年生)を対象とする競技大会において、実施可能なテクニカルスキルに上限(スキルキャップ)を設ける方針を決定いたしました。
下記のとおりお知らせ申し上げます。
スキルキャップ導入の背景と目的
- 基礎技術の確立を重視するため
競技の健全な発展には、柔軟性・体幹・リズム・姿勢といった基礎技術の習得が不可欠です。
近年、小学生の年代において難易度の高い技へ早期に挑戦する傾向が見られる一方、基礎技術が十分でないまま高度な技を練習することで、技術的な偏向が生じ、本質的な部分を見過ごす状況下にあります。
まず基礎技術を確実に育むことで、段階的且つ長期的な競技力の向上および安全性の確保につながると考えています。 - 成長期の身体への負荷軽減と安全確保のため
小学生は骨や関節が成長過程にあり、無理な反復練習や過度な衝撃を伴う技は、ケガや慢性的な身体への負担を招く可能性があります。
安全はすべてに優先すべきであり、子どもたちが安心してスポーツに取り組める環境を整備することは、協会としての最重要責務であると認識しています。
スキルキャップ導入による期待される効果
- 基礎技術の向上による将来的な技術レベルの底上げ
- 過度な身体負担を回避することによる安全性の確保
- 健全な成長を促す練習環境の整備
- 指導者間での安全基準の共有と統一化
本取り組みは、子どもたちの成長を制限するものではなく、より安全に、より長く、より健全に続けられる未来を守るための措置です。
詳細な適用範囲については、別紙PDFファイル(Mini 編成テクニカルスキルの制限について-427KB)を ご確認ください。
なお、今回の導入に関連し、Youth編成Pom部門につきましても全日本チアダンス選手権大会において難度別部門の実施を予定しております。
2026年度のルールブックは2026 年4月上旬、また全日本チアダンス選手権大会の大会要項は2026年5月上旬の発表を予定しております。
引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
お問い合わせ先:judge@jcda.jp